ジャズ、ブルース、トラディショナル・フォーク、クラシックなどさまざまな要素を内包した独自の音楽性とシアトリカルなパフォーマンスに加えて、革新的なコンセプト・アルバムを次々に世に送り出し、時代に応じて変遷を重ねながら、長きに亘って活動を続ける英国を代表するブログレッシヴ・ロック・バンドのレジェンド。
1本足でフルートを吹きまくるアンダーソンを中心に1967年に結成。
1968年にアルバム『日曜日の印象』でデビュー。
1969年にリリースした2ndアルバム『スタンド・アップ』が全英1位を獲得。
『ジェラルドの汚れなき世界』(72年) 、『パッション・プレイ』(73年)は全米1位の大ヒットとなり、バンドは世界的な人気を獲得。
2014年、イアン・アンダーソンが無期限停止を発表したが、2017年にバンドの活動を再開。
2022年に約18年ぶりのリリースとなったスタジオ・アルバムを、翌23年にも新作を発表と精力的に活動を続けている。
本作は前回から1年11ヵ月でのリリースとなる通算24枚目のスタジオ・アルバム。
21世紀のジェスロ・タルを象徴する完成度の高い作品に仕上がっている。