「ワビ・サビ」は、フランツ・ホフシュテターが運営するオーストリアのワイン商「TOA」が主催する、特別プロジェクト作品です。ヴァッハウ出身のフランツは、オーストリアやニューヨークでソムリエとしての経験を積んだ後の2002年、オーストリア各ワイン産地のトップワイナリーと海外のマーケットを結び付けるプラットフォームを確立することを目的として、「TOA(Tastes of Austria)」を設立しました。今日では、オーストリアを代表するワイナリー約20社の輸出総代理店を務めると同時に、ブルゴーニュ型のクルティエ機能も担うハイブリッド型のワイン商として活躍し、その顧客には日本の錚々たるワインインポーターも名を連ねています。「ワビ・サビ」は、「TOA」のパートナーワイナリー各社の協力のもと、2015年にスタートしたプロジェクトで、ビオロジー栽培のぶどうから造られたオーストリアの自然派ワインを、広く世界に紹介することを目的としています。統一されたコンセプトのもと、ワイナリー名や産地などは非公開となっています。
ワビ・サビ スプーミー GV
石灰質を中心とする複合土壌畑。2015年に「BIOS」認証取得のビオロジー栽培、平均樹齢35年グリューナー・ヴェルトリーナーを全て手摘みで収穫し天然酵母で発酵。ステンレスタンクで醸造、ドザージュは4.9g/L、SO2の使用は最小限。スプ―ミーは、スプマンテやスパークリングワインをくだけた言い方にしたもので、みんなで気軽に楽しんでほしいと願うフランツによる造語。