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フェーヴル・チリのあるアルト・マイポは、アンデスの麓を這い登る場所で、山から吹き降りる涼しい風と土壌の影響を受けています。そこにあるワイナリーは、「マウンテン・グロウン・ワイナリー」と呼ばれますが、その多くは500~550mにあります。フェーヴル・チリは、もっと高い600~1000mにあります。各地で収穫された葡萄はセラーのあるサン・ルイスまで運びます。その間の劣化を防ぐために、収穫は早朝に行い、6~7時の気温の低い時間帯にトラックで運びます。収穫は全て手摘みで、土壌や熟成具合を見て区画ごとに行います。土壌が違うと、葉落としから収穫まで、全てのタイミング異なります。収穫を3回に分けると、その分手間はかかりますが、それが品質に繋がっています。
また、葡萄の状態は、分析値も参考にしますが、最終的には実際に葡萄を食べて、種の色と味わいで判断しています。ただし、「大切なのは選別を熱心に行うことではなくて、良い葡萄を収穫できるように育てること、収穫の時期を正しく判断すること」。なお、グラン・キュベは、セラーに運ばれた後、揺れる選果テーブルでさらに選別します。
樽は全てフランスから輸入したもの。アメリカンオークの樽を使わないのは、フレンチオークの樽の方が味わいがエレガントになり、品質が高いと考えているためです。「アメリカンオークの樽を使った良いワインもあるけれど、私たちはフレンチオークの樽を使った味のスタイルで良いワインを造りたいのです」。樽は600~700樽所有しており、年に100~140樽を購入します。ヴィンテージの差が無いわけではありませんが、ブルゴーニュほどの差は出ません。チリでは灌漑が許されているので、ばらつきが少ないと考えられます。灌漑を行なうタイミングや量は、エノロゴとアグロノミストが相談しながら決めています。 フェーヴル・チリでは、セラーへの新たな投資は最小限にとどめ、今は畑に投資したいと考えています。
エスピノ カルムネール 2019年 ウイリアム・フェーヴルカルムネールの畑は、ワイナリーの周辺に広がるサン・ルイスに広がっています。収穫は5月の第一週に行います。選果テーブルで厳しく選別します。除梗、破砕した後、240hlのステンレスタンクに入れます。アルコール発酵前に低温マセラシオンを行います。発酵中は1日に2回ポンピングオーバーを行い、ゆっくりとタンニンを抽出します。その後、さらに5日から10日間マセラシオンを行います。マロラクティック醗酵の後、全体の80%は樽で8か月熟成させます。さらにボトルで最低6ヶ月させてからリリースします。深みのあるチェリーレッド。豊かなアロマの中にはブラックペッパーやレッドペッパーのスパイシーな要素と樽からくるスモーキーなニュアンスが感じられます。口に含むと非常にフレッシュでジューシー、パワフルでありながらシルクのようにしなやかなタンニンが感じられます。カルムネールらしいスパイシーで柔らかな余韻があります。