【「フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ」は、イタリアはカンパーニャ州にて、土着品種のアリアーニコを大化けさせた「タウラージ」「セルピコ」などを世に送り出し、ガンベロ・ロッソ等で高い評価を獲得している有名なカンティーナです。カンパーニア州の旧アッピア街道沿い一体にブドウ栽培を奨励し、ワイン造りの伝統を築いた6世紀末の教皇グレゴリオ1世に敬意を表し、“フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ(聖グレゴリオの領地)”を社名に冠しています。【土壌と地元のブドウ品種にこだわって、最新テクノロジーと農学研究を駆使し、類まれなる高品質ワインを生み出しています。その業績は従来のカンパーニア・ワインのイメージを刷新するだけでなく、イタリアワインの新潮流となっています。土着のブドウに深い愛情を寄せ、イタリアのみならず世界中から熱い視線を浴び続けている造り手として、その一挙手一投足からは目が離せません。【アヴェッリーノ県“イルピニア”地区を中心に自社畑を所有しているフェウディ・ディ・サン・グレゴリオ社は、~恵まれた気候風土~山岳・丘陵地帯、平地、河川などが入り組んだ非常に複雑な環境。風通しがよく、日照量が多い独特の微気候(ミクロクリマ)古くからの堆積層とヴェスーヴィオ火山灰で構成される火山灰、凝灰岩、粘土、砂などを多く含む肥沃な土壌ティレニア海から東へ約20km内陸に入った、昼夜の寒暖差が激しい山岳地帯(海抜350~600m)~最新テクノロジーを駆使して~気象学に基づき降雨量や風、ブドウの葉の湿度まで詳細な情報をデータ化するための自動監視システムミラノ大学との土壌・ブドウの共同研究 (テンドーネ式からグイヨー式、コルドーネ式の採用)ゆっくりと完熟し、ミネラル分豊富で、糖度、酸のバランスがとれた、優秀なブドウを育てる事に成功しています。また、フェウディ・ディ・サングレゴリオ社はバジリカータとカンパーニアに2つのミシュラン1つ星レストランを所有し、食文化の啓蒙にも努めています。【マット・クレイマー氏は著書「Making Sense of Italian Wine」の中で「当代カンパーニアの雄ともいうべき生産者、フェウディ・ディ・サン・グレゴリオは、ほとんど何を作らせても絶妙なタッチを見せるかのようで、タウラージもその例にもれない。18ヵ月をオーク小樽で過ごすタウラージのリゼルヴァ、ピアーノ・ディ・モンテ・ヴェルジーネは、断固たるオーク風味をもつが、深い果実味は重厚そのもので、しかもなお端正さを失わず、ミネラルも感じさせる。現代タウラージの名品のひとつといえる。」
■収穫:手摘み100%
ワインアドヴォケイト誌驚異の92点
「ピリ辛のわさびソースを添えた生魚やマグロのタルタルにぴったり。ステンレス・スティールだけで造られるこのワインは、洋ナシ、カリン、ハニーデュー・メロンのたっぷりとしたアロマを支える繊細なパワーと堅さを備えている。ワインのミネラルの特徴は非常に発達している。」
ジェームス・サックリング91点
「これは上質のグレコだ。塩辛く、アーモンドの斑点があり、キニーネの苦味と香ばしさがありながら、過剰さを感じることなく、石果の領域の魅力へと繊細に移行する。ミネラルの緊張感と散弾銃のような酸の震えが、硬い上唇と神経質な合流を見出す。説得力がある。」!
ヴィノス誌90点で「2022年のグレコ・ディ・トゥーフォ・キュティッツィは、甘い白い花、カモミール、砕いたリンゴの香りから始まる。熟した果樹園の果実とグリーンメロン、塩味とミネラルのトーン、刺激的な酸味のバランスが取れている。2022年は塩辛い緊張感とネクタリンのニュアンスで締めくくられる。」
魚介類のカルパッチョ、水牛乳のモッツァレッラ、アックア・パッツァ風スズキの水煮、マライのオーブン焼などとの相性は最高です。