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1950年、アントニオ&ニコデモ・リブランディ兄弟がカラブリア州カロ・マリーナに設立した南イタリアを代表するワイナリー。カラブリア州はティレニア海とイオニア海に挟まれ、ちょうどイタリア半島のつま先に位置しています。重要なギリシャ植民地であったこととしても知られ、紀元前の文化を今に伝える遺跡などが数多く点在しています。また当時から、盛んに行なわれていたワイン造りは、今もなお受け継がれています。
そのような歴史ある地カラブリア州、イオニア海に面した小さな街チロ・マリーナにリブランディ社はあります。素晴らしい粘土質の土壌と、昼夜の寒暖差をもたらすイオニア海とシーラ山地の間という地形に恵まれた、”エノトリア・ テルス(ワインの大地)”と称えられたほどブドウ栽培に最適な土地として知られています。
リブランディ家は、この土地で4世代に渡ってブドウ栽培を行なってきました。そして1950年、アントニオ・リブランディ氏が自社でのワイン生産をスタートし、現在、弟のニコデモ・リブランディ氏とともにワイナリーを経営しています。1998年からコンサルタントを務める醸造博士のドナート・ラナーティ氏とともに、カラブリア州の土着品種を使ったワイン造りや失われつつある古代品種の復活に力を注ぎ、ワインを通じてカラブリア州が持つ豊かな土地、歴史、文化を伝えています。
バートン・アンダースン氏は、イタリアワインの中のリブランディの項で、「アントニーオとニコデーモのリブランディ兄弟が、南イタリアでもっともダイナミックな醸造所の1つを作っている。1995年の収穫から古代のマッリオッコ種による赤ワインのマーニョ・メゴーニオを造っていて、天啓が約束されている。」とコメントしています。
チロ・ビアンコ 2024年 リブランディ社ガリオッポと同様、カラブリアの古代土着品種であるグレコから造られたリブランディ社を代表する白ワイン。チロ・マリーナ地区、石灰質混じりの粘土質の畑からのグレコ・ビアンコ種を9月中旬収穫。除梗後、ソフトプレス。温度管理下(20℃)で短いマセラシオンしアルコール発酵。 柑橘類や花の香り、バランスの取れた酸味と苦味が心地よい、果実味豊かで爽やかな味わいです。輝く麦わら色。グレコ種本来のはっきりした香りとわずかなグリーン、心地よい花の香りがある。優れた骨格を持ち、芳醇な味わいときれいな酸味のバランスが取れている。さっぱりとしたアンティパスト、卵を使った料理、ズッパ・ディ・ベージェ、甲殻類のロースト、魚のグリル(特にカジキ)に良く合います。