ピエール・ジモネはシャンパーニュの中心地、ランス近郊で18世紀からぶどうを栽培するメーカーです。1730年からコート・ド・ブラン地区Cuis（キュイ）村で葡萄栽培を開始し、1936年よりぶどう栽培、醸造、瓶詰め、販売まで一貫して行うレコルタン・マニピュランとして、シャンパーニュを生産し始めました。合計26ヘクタールの畑を所有し、14ヘクタールをキュイに、12ヘクタールをクラマンに所有しています。シャルドネ100％で造られるシャンパンは濃密で力強さを持ちながら繊細さもそなえた味わいが特徴です。醗酵から熟成までのあらゆる段階で厳格きわまる基準を貫くことによって、フィネスを閉じ込めた素晴らしいシャンパンが出来上がります。
最高の畑から収穫されたぶどうはピュアな果汁だけを使用し、低温で長時間にわたり１時発酵が行われます。澱からくる独特の香りを最小限に抑え、果実そのものの豊かな香りを出す為に、２次醗酵は瓶の口を下に向けて行われます。徹底した少量生産と発酵、熟成で厳格な基準を貫くことで、ピエール・ジモネのシャンパーニュは６ブランド全てにおいて、ジモネ最大の特徴であるフィネスを感じることが出来ます。フランス・ワイン専門誌La Revue du Vin de Franceでほとんどのキュヴェが５つ星の評価を受けています。もともとはフランス国内で80％以上が消費され、国外では稀少なシャンパンです。
-オリヴィエ＆ディディエ・ジモネの言葉- 私達にはコート・デ・ブランは自然の傑作であるという思想が身に付いています。私達が永遠に探求するのは、産地の個性が最上の形でジモネスタイルとして現れる事です。われわれの葡萄は全てコート・デ・ブランのプルミエ・クリュもしくはグランクリュで、これらが他にないアロマパレットを構成しています 。私達は、産地の表現を最大限に尊重するため、自らを「ワインメーカー」ではなく、「産地の代弁者」と名乗ります。ワインは「クリマから生まれた自然な葡萄」から生まれ、それは決して醸造によってもたらされる表現であってはならないと考えます。グラン・シャルドネに特徴的な純粋性、エレガンス、ミネラル感の表れを優先し、ブレンドのたゆみない作業を通じて、素材感、繊細さ、爽やかさの最高のバランスを追求しています。それぞれのキュヴェを的確に結び合わせ、常に最大限に調和を優先します。
■ぶどう品種：シャルドネ100％
■残糖：4.5g/L
この2019年でワインスペクテーター94点でコメントは『上品なブラン・ド・ブラン。きめ細かな泡立ちと、しなやかで生き生きとした酸味を示す。リンゴの花、チョークのようなミネラル、牡蠣の殻の香りが魅惑的なアロマを放ち、蜜蝋、煮たマルメロと洋梨、ビスケットの風味が、クリーミーな口当たりと長く続く余韻の中で広がっていく。アペリティフスタイルの軽やかさを感じさせつつ、より本格的なシャンパンの凝縮感と焦点の鋭さを兼ね備えている。』！
ポシェしたりんごやくるみ、白桃にレモンの皮の香り、ミネラルのニュアンス！シュイイのグラン・クリュを中心にクラマンのグラン・クリュ、オジェのグラン・クリュにキュイイのプルミエ・クリュのブレンド！ドサージュ4.5g/Lの本格派辛口！しかも単一年産100％ミレジムもの！