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高評価を得るブルネッロの伝統ある生産者「アルジャーノ」。世界の5大醸造家に選ばれた偉大なエノロゴ、アルベルト・アントニーニがコンサルタントを務める。
イタリアを代表するエノロゴ、ジャコモ・タキスの手により誕生したソレンゴ。イタリアのワイン史にその名を刻む偉大なワイン。カシスやダークチェリーの完熟果実、エスプレッソ、タバコ、ミント、リコリスのアロマが広がります。果実に満ちた味わいは親しみやすく、深みとボリュームを備えています。長い余韻にはトースティなニュアンスが漂い心地よいフィニッシュ。年間生産量は約2千ケース。地元イタリアでもなかなかお目にかかれないスーパートスカーナ。深いフルーツの味わいとなめらかに溶け込んだタンニンのバランスの妙を楽しめるワインです。※商品画像と実際の商品の生産年(ヴィンテージ)が異なる場合がございます。正しくは商品名および詳細欄の生産年をご確認ください。 ※商品画像と実際の商品の生産年(ヴィンテージ)が異なる場合がございます。正しくは商品名および詳細欄の生産年をご確認ください。
■生産者:アルジャーノ
■生産地:イタリア > トスカーナ > モンタルチーノ
■生産年:2020年
■タイプ:赤ワイン フルボディ
■原材料:カベルネ ソーヴィニヨン50%、プティ ヴェルド25%、メルロ20%、サンジョヴェーゼ5%
■アルコール:14.5%
■内容量:750ml
■醸造:自然酵母を用い、マセラシオンも行う。コンクリートタンクで発酵。
■醸造:フレンチオークのバリック(新樽60%)18ヶ月熟成。
■評価:WA 94 ジェームスサックリング 96
■飲み頃予想:2024年~2040年(WA)
■輸入者名:株式会社 フィラディス
アルジャーノは、ブルネッロ ディ モンタルチーノの最南端地区、サンタンジェロ イン コッレのシンボルとなる生産者の一人。シエナの貴族、ペッチ家により1581年にヴィラが建造された頃からワイン造りが始まったとされ、19世紀のイタリアの詩人ジョズエ カルドゥッチは、そのワインの素晴らしさを詠った詩を残しています。アルジャーノが世界の注目を集めるようになったのは、1992年に所有者となったノエミ マローネ チンザノ伯爵夫人の時代。潤沢な資金力を活かし、彼女はブドウ畑を広げ、セラーを改装し、偉大なワインを生みだすための基礎を築きました。そして1995年、イタリアを代表する醸造家、ジャコモ タキスの手により、ソレンゴが誕生します。ボルドー品種を中心にフランス品種で構成されたこのワインは、イタリアのワイン史にその名を刻む革新的な作品となりました。このソレンゴに加え、2003年からジャコモ タキスの後任を務めたハンス ヴィンディング ディエルスがボルドー出身の醸造家だったためか、アルジャーノではボルドー品種が話題にされがちですが、彼らの根幹をなす品種は、まぎれもなくサンジョヴェーゼです。事実、アルジャーノは1967年のブルネッロ協会の設立に尽力した生産者の一人であり、1970年という早い時期からブルネッロを生産しています。彼らが本拠を構えるサンタンジェロ イン コッレは、ブルネッロのアペラシオンで最も暑いエリアです。ブドウの成熟は早く、モンタルチーノの街周辺に畑を所有する生産者よりも2~3週間早く収穫することもあります。この暖かな気候と、砂を含む粘土や石灰の土壌により、ワインは大らかでボリューム感のある味わいが特徴です。この地の魅力が詰まったアルジャーノのブルネッロは、多くの専門家に高く評価されてきました。近年では、偉大な2010ヴィンテージでボルドーとイタリアに造詣深いワイン評論家のジェームズ サックリングから98点を獲得し、2015年度の最高のイタリアワインのひとつに選ばれました。また、40年以上イタリアワインの商取引に携わるスペシャリストであり、マスター オブ ワインでもあるニコラス ベルフレージは自身の著書の中で、アルジャーノのブルネッロがサンジョヴェーゼの個性と長所を正確に表現していることに衝撃を受けたと記しています。
フランス品種を用いたソレンゴやノン コンフンディトゥールの熟成にはフレンチオークのバリックを用いる一方、ブルネッロはボッティと呼ばれる大樽で熟成されます。52haのブドウ畑は土壌タイプや品種によって分類され、区画ごとに醸造が行われていますが、ブラジルの投資家に醸造所の所有権が移った2013年以降、これまで以上に畑を重視し、その力を引き出すための大規模な投資が続けられています。畑に対するアプローチの見直しを含め、新たなアルジャーノのワイン造りを指揮するのは、2015年にコンサルタントに就任したアルベルト アントニーニ。デカンターでミシェル ロランやクリストフ ルーミエと並び世界の5大醸造家に選ばれた、トスカーナ出身の偉大な醸造家です。化学肥料の使用を極力制限するのはもちろん、薬剤を使わずに病害に対抗するため、害虫に敵対する昆虫を畑に導入し、ビオディナミの調剤も試験的に取り入れている。土中の微生物の働きにも注目しており、DRCやルロワ、ガヤ、アンティノリなどのトップ生産者にブドウの苗木を供給する苗木業者のギョームと協力し、菌根の研究も進めています。また、熟成用の大樽が新調され、25万本のボトルが熟成可能な地下セラーも増設された。これらの変化がもたらすアルジャーノの更なる躍進の可能性に、ワイン評論家のアントニオ ガローニは大きな期待を寄せています。
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