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世界初であり世界NO.1ブランド
ウィリアム・グラントが20年間勤めたモートラック蒸留所を辞め、念願の蒸留所をつくったのが1887年。フィディック川の谷にあるということで、彼は自分の蒸留所を「グレンフィディック」と名付けた。これが世界で一番飲まれているシングルモルトの始まりである。現在もグラント一族が経営にあたっているが、当初はすべてのモルトをブレンド用に出荷されていた。しかし1960年代に世界で初めて「シングルモルト」として世界に売り出すと、たちまちグレンフィディックは世界に名をはせた。1964年に4000ケースほどだった売上は、10年後の1974年には世界で12万ケースまでに成長。現在でも年間約80万ケースを売り上げ、シングルモルトのトップの座を守り続けている。