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フラッグシップは1974年にデビューしたインシグニア。品種表示から脱却しヴィンテージに応じて毎年異なるワインを造ることを狙いとし、カリフォルニア初のボルドーブレンドとして誕生しました。カベルネ・ソーヴィニヨンをベースにプティ・ヴェルド、カベルネ・フラン、マルベックなどを少量ずつ加え、ブレンド比率は毎年微調整されます。インシグニアに使用されるブドウは全て自社畑のものです。
バッカス・ヴィンヤードのカベルネ・ソーヴィニヨンも最高クラスのひとつです。インシグニアが複数区画のブレンドで谷底のテロワールを反映し、果実味豊かでふっくらしているのに対し、バッカスは単一畑から造られより力強いストラクチャーを持ちます。他にもヴァラエタル・ワインなど幅広く展開しており、中でもコート・ロティのようにシラーと少量のヴィオニエをブレンドしたキュヴェは“隠れた逸品”と言われています。
ワインについて
ロバート・パーカー96点、エレガントで洗練された印象の2019年。新樽100%で2年弱熟成させた割に杉やバニラの香りは穏やかで、カシスやブラックチェリーの果実のアロマに繊細なハーブのアクセントが添えられています。アタックはベルベットのよう、噛み応えのあるジューシーな果実味に濃密なタンニンと樽香が重なり、味わいの強さを印象づけています。温もりのある余韻がどこまでも長く続きます。
生産者について
「インシグニア」で世界的に知られるナパ・ヴァレーのエステート、ジョセフ・フェルプス・ヴィンヤーズ。ロバート・パーカーで100点を4度獲得し、“ナパ・ヴァレーの偉大な先見者の1人”と讃えられています。インシグニアのみならず、フェルプスのワインはどれもカリフォルニアワインの質的なベンチマークとみなされています。
セント・ヘレナの郊外にあるワイナリーは1973年に設立されました。現在はナパ全域に畑を所有し、セント・ヘレナ、スタッグス・リープ、オークヴィル、ラザフォード、ヨーントヴィル、オーク・ノール、カーネロス、サウス・ナパの8つのエリアに及びます。ボルドー品種がメインですが、1999年にソノマ・コーストのフリーストーン近郊に40haの畑を購入し、ピノ・ノワールとシャルドネも栽培しています。
a フラッグシップは1974年にデビューしたインシグニア。品種表示から脱却しヴィンテージに応じて毎年異なるワインを造ることを狙いとし、カリフォルニア初のボルドーブレンドとして誕生しました。カベルネ・ソーヴィニヨンをベースにプティ・ヴェルド、カベルネ・フラン、マルベックなどを少量ずつ加え、ブレンド比率は毎年微調整されます。インシグニアに使用されるブドウは全て自社畑のものです。
バッカス・ヴィンヤードのカベルネ・ソーヴィニヨンも最高クラスのひとつです。インシグニアが複数区画のブレンドで谷底のテロワールを反映し、果実味豊かでふっくらしているのに対し、バッカスは単一畑から造られより力強いストラクチャーを持ちます。他にもヴァラエタル・ワインなど幅広く展開しており、中でもコート・ロティのようにシラーと少量のヴィオニエをブレンドしたキュヴェは“隠れた逸品”と言われています。
ワイン・スペクテーター誌のワイン・オブ・ザ・イヤー2005ではインシグニアの2002ヴィンテージが堂々たる1位に輝きました。“ナパの濃密な果実味とボルドーの気品に満ちた骨格の稀有な架け橋”とも表現されるフェルプスのワイン。人生少なくとも1度は試す価値があります。