アイテム紹介

BUAISOUの楮覚郎（カジカクオ）氏が、日本初の民間航空会社として誕生したANAの前身である「日本ヘリコプター輸送」のヘリコプターと現在の飛行機の三面図、ANA国際線就航路線図をモチーフにデザインしたANA特別デザインのバンダナです。
ANAが「旅の安全」を願う気持ちを込めて命名したコーポレートカラーである「トリトンブルー」に近い色で染め上げ、抜染という技法で絵柄を表現しています。

生地は、19世期末の化学インディゴが工業化される直前のバンダナ生地に近づけており、両耳仕様が大きな特徴です。
この巾の生地が織れる旧式織機は大変希少で、徳島の機屋さんにご無理をお願いして旧式織機を動かしてもらい、柔らかく、とても感触良い生地に織っていただいたのだとか。
古い織機で織られた布の特徴として、生地の端に「耳」ができます。
緯糸が次の段に繋がる折り返し部分であって、そこからほつれる事はありません。
ヴィンテージバンダナは2枚分の幅で織っている生地をカットするため、4辺のうち1辺だけが耳となり他3辺は折り返して縫われているのが一般的です。
また新しい織機だと耳は無く、4辺とも折り返して縫われています。
そのため2辺が耳となっている仕様は珍しく、一枚分の幅でしか織れないという旧い織機を使用していることの証しです。
最後に工房で同じ色に染めた藍染の糸で縫製して仕上げています。
古いものと新しいものを見事に融合させた、こだわりが詰まった商品です。