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お椀のサイズはさまざま。けれど昔から伝わっているのは三寸六分(10.9cm)だということをご存知でしょうか。多くの職人がさまざまなサイズを考案する中、手に持ちやすく、ほどよく汁物が盛れるサイズとして、受け継がれてきたサイズです。
この伝統的サイズで、同じように受け継がれてきた形に作られたのがサブロク椀です。断熱性が高い木の器だから温かい汁物を入れても、両手で持て、ふんわりと温かさを伝えてくれます。
仙人のようにさまざまな才能をもった形といわれるのが「仙才」。持ちやすいだけでなく、積み重ねやすい形でもあり、今の暮らしにもぴったりです。
表面に少し茶色がかった漆を塗ることで、木目がより美しく透けて見えます。なめらかな肌触りは、初めての漆器にもぴったりです。
毎日の暮らしを少し楽しくするには、日常づかいの器を、少しだけ「使ってうれしいものにする」ことも大切。そんな思いを家族や仲間と味わう道具として、ぜひ、暮らしに取り入れてみてください。
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古くから「木地の山中」と呼ばれ、木を削って器を作る技術に長けている山中漆器。その中で、三代に渡り「丸物」を作り続けているのが白鷺木工です。
製品を量産するために分業で作られることが多い山中漆器ですが、白鷺木工では原木の木取り、デザイン、仕上げまでを一つの工房で行っています。ろくろ職人の高い技術は山中でも知られており、天然木で作られる山中漆器の木地の約半分は、白鷺木工で作られているほどです。
丸物とは円形の器のことで、お椀やお盆、ボウルなど。電動ろくろなどを使った量産可能な技法で作られているとはいえ、白鷺木工では「ひとつひとつに気持ちを込めること」を大切にしていると言います。
その向こうにあるのは「上質な器を、より多くの人に届けたい」という想い。奇をてらわないデザインを作り続けているのも、毎日使いやすい器を作り続けたいという気持ちの表れです。
国産木へのこだわりから、森を守り受け継ぐためのクラウドファンディングも実施。森から伝統工芸、私たちの暮らしの未来を見つめいる、心強いメーカーです。
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