SHETLAND FOX ケンジントン

シェットランドフォックスは、1982年(昭和57)にデビューしたリーガルコーポレーションのブランドです。
 当時のリーガルコーポレーションの前社名である日本製靴が世界に通じる高級自社ブランドとして、主にセレクトショップや海外のシューショップ等で販売を行っておりました。
 2009年春に、成熟してきた日本の靴市場において、「ブランドに惑わされない、日本人のための日本製の靴ブランド」として再デビューを果たしました。
 日本人の足形を豊富な経験から分析し、外見からではわかりにくいリーガルコーポレーションならではの仕掛けを盛り込み、フィッティングと履き心地の良さを高い次元で実現しております。
 流行にとらわれない永く履ける靴、それでいて大人の洒落を忘れずにいたい大人たちの為の靴です。

KENSINGTON Ⅱ

ケンジントンⅡ

ケンジントンはシェットランドフォックスの顔とも言える代表的なモデル。
ブランドを再スタートさせた2009年当時から現在まで、お客様からの指名買いが一番多いモデルです。

木型

特徴は独特なシェイプをした木型。
出すべきところはしっかりと出し、絞るべきところはしっかりと絞る。
ねじれの効いたメリハリのある木型です。

中心イラスト

青ラインは一般的な木型の中心
赤ラインがシェットランドフォックスの木型の中心

上から見ると、シェットランドフォックスの木型の多くはかかととつま先を結んだ線上から、中心が内側に向かってずれています。
高くなった尾根のようなラインも内側の方へ流れています。
足の甲骨の一番高くなっている部分は中心より内側にあり、木型はその位置と重なるように、足に自然な形で寄り添うように作られています。
人の骨格や肉付きに忠実に木型を設計することで靴の中で足が外に流れないようホールドされるよう計算しています。

踵イラスト

足の丸み(踵骨)に合わせた踵設計。
通常、グッドイヤーウエルト式製法の靴は、履き込むことでかかとが沈み、かかとに合った形に成形されますが、シェットランドフォックスの靴は買ったばかりでもすでにかかとに丸みがあるため、踵部の座りがよく、フォールド性が向上し歩行をサポートします。

シューズ

ケンジントンは、他のモデルにはないのがつま先の厚み。
デザインに趣きを加えるだけでなく、歩くときの足指の踏ん張りに必要な空間をこの厚みで持たせています。