かつおの完全わら焼きタタキ」は、まず急速冷凍された鰹を丁寧に手作業で洗うところからはじまります。細かな汚れを取り除くことで、さらに鰹の風味が際立ちます。また、小骨が残っていないかを手洗いの際に確認していきます。そして、ミネラル分豊富な室戸海洋深層水の塩を全体にすり込み、身の温度をさげることで鮮度落ちを防ぐとともに、海の恵みがたっぷり詰まった塩の旨みを加えていきます。山下さんの細かい丁寧な下ごしらえにより、鰹の美味しさが引きだされ、さらに深い味わいを生み出します。
室戸では、漁の後に漁師さんたちが藁をつかって鰹のタタキをつくる光景が、よくみられていましたが、最近では、すっかり減ってしまったそう。山下さんは、「漁師がつくる藁焼きの鰹のタタキの味をぜひ全国の人にも食べてもらいたい」と話します。「昔は、若い漁師が先輩漁師にだす料理をつくり、その流れで藁焼きの鰹のタタキも先輩からコツを教えてもらっていました。コミュニケーションツールのひとつだったと言えます。いわば室戸の文化でもある藁焼きの鰹のタタキ。手間はかかりますが、これからも室戸の味として伝え続けたいです」と山下さんは語ってくれました。山下さんがつくる「かつおの完全わら焼きタタキ」は、冷凍でお届けします。藁の香りも楽しめる、にんにくと塩で食べる「塩たたき」がおすすめです。室戸の漁師の味、ぜひお試しください。
【手焼き職人山下さんのこだわり】
・船上で-60℃急速冷凍される鰹のみを仕入れており、鮮度そのままを維持
・全ての鰹を山下さん自ら手洗い。手間ひまかけて小骨を見逃さず取り除く
・手焼き前に塩を鰹の身に塗り込み、ギュッと身の温度を下げて鮮度落ちを防ぐ
・手焼きの藁焼きだからこそ生まれる、燻製のような香りづけ
・表面だけ焼き目をつけ、半生のレア状態をキープ。20年以上藁焼きタタキを手焼きする山下さんの絶妙な焼き具合にて、お客様へお届け
※ご発送の際は冷凍配送になりますので、流水などで解凍をいただいた後、お召し上がりいただけます