ワイン 赤ワイン Ch Puygueraud シャトー ピュイグロー 2018【正規輸入品】※沖縄・離島は別途送料

Ch Puygueraudシャトー ピュイグロー

右岸のトップシャトーの1つと言われるシャトー ル パンを始め、ヴュー シャトー セルタンやシャトー トロロン モンドなどの一流のシャトーを所有している名門、ティエンポン家。その一族がコート ド フラン地区で手掛けているのがシャトー ピュイグローです。現在、醸造を行っている二コラ ティエンポン氏は、並外れた知識や技術力が評価され、シャトー パヴィ マカンやシャトー ラルシ デュカスなどの管理も担当。パヴィ マカンをサン テミリオンの格付け、グラン クリュ クラッセ（第1特別級B）へ昇格させるなどの実績を残す、実力の持ち主です。
シャトーが買い取られたのは1946年のこと。当時のオーナーであったジョルジュ ティエンポン氏は、二度の大戦で荒れ果てた土地となっていた27haの畑の手入れを長い時間かけ行い、牧畜やブドウ樹の植替え等を行った後、1979年にブドウ栽培を始めました。そして約30年の歳月をかけ、1983年に息子のニコラ氏と共にようやくシャトーのファーストヴィンテージをリリース。近年ではニコラ氏とともに、孫のシリル氏の協力を得ながらピュイグローの品質向上に尽力しています。シャト ピュイグローで特筆すべきなのが、価格に対する評価の高さです。評価誌ヴィノスはシャトー ピュイグローを「驚くほどの深みを持っている」「ティエンポン家のコート ド フランはワインの宝石だ」と評価。また、日本においても漫画『神の雫第8巻』で取り上げられ、「いつまでもつき合っていけるやさしさがある」と表現されています。さらに雑誌『ワイナート 75号』では、「有力シャトーゆかりの新進気鋭11シャトー」のうちの1つとして紹介されており、「タイトな緊張感を伴う赤」「この産地の知名度向上に、大きな役割を果たしている。」と称賛されるほど。このようにシャトー ピュイグローのワインは、国内外の数々の評価誌から絶賛されているのです。

ピュイグローのブドウ畑は、ドルドーニュ渓谷を見下ろす、標高125mの高台にあります。標高の高さから、カベルネ ソーヴィニヨンの完熟が難しく、2005年により早熟なカベルネ フランに植え替えられました。47haの畑は、67の区画に細分化され丁寧に整備。粘土石灰岩質の土壌や、泥灰土を下層に持つ石灰岩質土壌など、多様なテロワールを擁しています。ブドウ栽培や醸造に関して大切にしていることは、「手を加えすぎない」ということ。素晴らしいワインを造り出すには、テロワールが健全であることが絶対条件であるという考えの下、テロワールと向き合っているのです。その時々で移り変わる気候や土壌の特性を観察し、その時に求められていることをできるだけ手を加えずに対応。これは長年ブドウ栽培を行ってきたことでできる技術力の賜物です。健康的で成熟したブドウを収穫するために、通常よりも収量を制限。グリーンハーベスト（間引き）を実施し、ブドウ栽培に理想的な環境を作り上げています。手摘みで収穫したブドウは厳しく選別され、ステンレスタンクで発酵。穏やかに抽出を行い、木樽でマロラクティック発酵した後は、澱と接触させながら12～16ヵ月間熟成させます。その後、軽く清澄後に瓶詰め。こうして造られるワインは、華やかな果実のアロマが立ち上り、豊潤な果実味に心地よい酸味とシルキーなタンニンが溶け込んだ純粋な味わいです。涼しい気候に加え、カベルネ フランがもたらすフレッシュ感とタイトな緊張感が味わいのバランスを整えています。