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バローロ・モンプリヴァートに使用する葡萄の厳しい選別に漏れた葡萄を使用。
こちらのランゲ・ネッビオーロは地方名ですが、バローロ・モンプリヴァートに使用する葡萄の厳しい選別に漏れた葡萄を使用。コンクリートタンクでの発酵後、スラヴォニアンオークの大樽で熟成してリリースされます。 こうして生み出されるワインは華やかなアロマに、凝縮した果実味を備えた、エネルギッシュな味わいが魅力。ジュゼッペ・マスカレッロの真髄を堪能できるエレガントな仕上がりです。伝統的なスタイルのネッビオーロをぜひご堪能ください。※商品画像と実際の商品の生産年(ヴィンテージ)が異なる場合がございます。正しくは商品名および詳細欄の生産年をご確認ください。
■生産者:ジュゼッペ マスカレッロ
■生産地:イタリア > ピエモンテ州 > バローロ カスティリオーネ ファレット モンプリヴァートDOCG
■生産年:2021年
■タイプ:赤ワイン フルボディ
■原材料:ネッビオーロ(ミケ)100%
■アルコール: 14 %
■内容量:750ml
■収穫:10月中旬 手摘み
■醸造:厳選した自社畑の葡萄をコンクリートタンクで果房を浮かせた状態での醸し発酵を15日から20日間。
■熟成:スラヴォニア産のオーク樽で約14ヶ月の樽熟成。
■合う料理:一般的な赤身肉、ジビエ、熟成チーズ。
■輸入者名:テラヴェール株式会社
■在庫について
商品の在庫については通信販売と店頭販売の共有になります。在庫データの更新タイミングによってはご希望の本数がご準備ができない場合がございます、在庫状況については予めご確認いただくようお願いいたします。
伝統的なバローロと言えば必ず名前の挙がる造り手、ジュゼッペ マスカレッロは、他のどの造り手のワインとも違います。1881年に、初代ジュゼッペ マスカレッロ氏が、モンフォルテ ダルバで葡萄栽培農家を始めたことが始まりです。1904年に初代の息子、ムリッツィオ氏がモンプリヴァートを購入。この畑のポテンシャルを知っていましたが、彼の重要な葡萄はバルベーラでした。1919年には、モンキエロの製氷所だった建物を購入、カンティーナに改装しました。バローロの造り手はバローロのエリア内で醸造をしなくてはいけないという法律でしたが、ジュゼッペ マスカレッロは例外として、モンキエロでの醸造を許されています。この建物は氷を貯蔵する倉庫であったため、温度が低く保つことができ、彼等のワインに影響を与えています。1921年、モンプリヴァートにネッビオーロ「ミケ」が 植樹され、この畑はバローロを代表する畑として神格化されていきました。1967年に、現当主マウロ マスカレッロ氏が引き継ぎ、現在、妻のマリア テレザ氏、息子のジュゼッペ氏と共にワイン造りを行っています。
マウロ マスカレッロ氏は、伝統的ジュゼッペ マスカレッロの歴史を次々に改革していきます。1970年から畑毎の個性を重視し、アッサンブラージュを止め、単一畑の醸造を始めます。1980年代はマセラシオンを30日まで短くし、ポンピング オーバーを強めに行っていました。若いワインは良かったものの、熟成による深みに満足できなかったためです。1990年代に入ると、先代と同じ60日の長期マセラシオンに変更。ポンピング オーバーを止め、ピシャージュに戻しました。彼等のワインの最大の特徴である淡い色調は低い温度のカンティーナで、あまり果実を動かさずに発酵することで実現しています。果皮の動きを必要最低限にすることで、バクテリアの繁殖を防ぎながら、低めの温度でゆっくり発酵します。これで過度な果皮からの抽出が起こりません。発酵後半、温度上昇と共に色素は抽出され一瞬色調は濃くなりますが、すぐに色素は落ちていきます。彼等にとって重要なのは色調ではなく、質の高いタンニンのみを残すことです。 彼等の周遊畑は歴史的に見ても重要な畑ばかりですが、やはり最も重要な畑は1904年に取得したモンプリヴァート。標高280mの南西向き斜面に広がるモノポールで、凝灰質、泥灰質土壌に強い石灰質が含まれています。極端に痩せた土壌は表土が白く、1つ北のカヴァロットが周遊する「ブリッコ・ボスキス」はグレーがかった表土なので全く違います。1666年に、既にモンプリヴァートは偉大な畑として認定されており、バローロの歴史上最も古い畑の1つであり、バローロの典型ともいえます。
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