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1677年より11世代続くコート・デ・ブランの名門メゾンが造る味わい深い逸品!
知る人ぞ知る、素晴らしいクラフト・シャンパーニュを造るのが、家族経営のレコルタン・マニピュランであるドワイヤールです。家系のルーツは17世紀初頭まで遡ることができる、非常に歴史ある一族で、シャンパーニュの生産者としては現在4世代目となります。こちらのキュヴェは、アヴィーズのシャルドネと、アイのピノノワールのブレンドしています。それぞれ南向きの区画で、樹齢は約40年。キュヴェ名の由来は、ワインの色調がヤマウズラ(Perdrix)の目(oeil)のような、淡いピンク色をしていたためです。時間と共にアプリコット、オレンジやグレープフルーツに、サフランなど複雑で表現豊かなアロマに変わっていきます。アタックはリッチで調和がとれており、フランネルを思わせるテクスチャーから、ヘーゼルナッツを伴ったフィニッシュにつながっていきます。複雑さと豊かさを備えた、素晴らしい逸品です。 ※商品画像と実際の商品の生産年(ヴィンテージ)が異なる場合がございます。正しくは商品名および詳細欄の生産年をご確認ください。
■生産者:ドワイヤール
■生産地:フランス > シャンパーニュ > コート デ ブラン
■生産年:2019年
■タイプ:白スパークリングワイン 辛口 (※色合いは淡いピンク色です)
■原材料:ピノ ノワール75%、シャルドネ25%
■アルコール:12.0%
■内容量:750ml
■醸造・熟成:バリックで発酵/熟成40ヶ月以上
■ドサージュ:3g/L
■年間生産本数:約2.600本
■輸入者名:株式会社 フィラディス
シャルドネの聖地として名高いコート・デ・ブランはシュイィに始まりル・メニル・シュール・オジェ(以後メニル)まで綺羅星のごとく特級畑が連なりますが、さらに南下するとこのエリアで最大の村であるヴェルテュに着きます。この村の特徴は南部に位置しているというだけでなく、北に連なる特級畑が北からの冷風を受ける北東-東向きの斜面がメインであるのに対し、メニルを過ぎたあたりから畑の向きが南を向くようにカーブしています。そのためブドウたちは、冷気を避けながら南向き由来のたっぷりとした日照を浴びることができ、メニルのそばであっても強固な酸や鋼鉄のようなミネラルが出すぎることはなく、暖かみのある柔らかさが魅力の外交的なスタイルとなります。こうした理由により、約500haに広がる畑は最上のプルミエ・クリュの一つと数えられています。デュヴァル・ルロワやラルマンディエ・ベルニエといった優良な生産者が拠点を置くこの村で、知る人ぞ知る素晴らしいクラフト・シャンパーニュを造るのが家族経営のレコルタン・マニピュラン、ドワイヤールなのです。家系のルーツは17世紀初頭まで遡ることができる非常に歴史ある一族で、シャンパーニュの生産者としては現在4世代目となります。創立者であるモーリス・ドワイヤールが第一次世界大戦後にこの地にワイナリーを購入し、1927年から自社元詰めのシャンパーニュ造りを続けてきました。モーリスはシャンパーニュ委員会(CIVC)設立メンバーの一人でもあり、モエ・シャンドン社のド・ヴォギュエ氏と共にシャンパーニュ地方の発展に貢献しています。その後1981年、20歳という若さで2代目ロベールよりワイナリーを引き継いだ3代目ヤニーク氏は、以前よりも味わいの焦点がはっきりとした、ミネラルがより前面に出たスタイルへと向上させていきました。転換期となるのが2006年、ヤニーク氏の息子シャルル氏への世代交代です。先代からの遺産をもとにドワイヤールをさらに高い次元へと導くべく、所有畑を拡張。現在はメニル、オジェ、アヴィーズ、そしてアイという珠玉の特級畑を含む11haを所有。その内90%がシャルドネ、10%がピノ ノワールという栽培比率です。代替わりしてからシャルル氏はとりわけ土壌の活性化に注力しました。できるだけ手を加えないが、あくまでも「独断的でない」ビオディナミが栽培のモットー。除草剤、化学肥料は一切使用せず、ほとんどの畑が馬で耕されます。コート・デ・ブランでは珍しく、ほぼ全てのシャルドネがコルドン仕立てで栽培され、これによって収量が自然と低めに抑えられ、凝縮度の高いブドウが生まれます。セラーでは各区画に分けて醸造が行われます。シャルル氏の天才的な感性で造られる素晴らしいベースワインは、全てCuvee(フリーランジュース)から造られます。アルコール発酵はステンレスタンクとバリックを併用。オークのおかげでワインは丸みを帯び、アロマがより複雑になります。また、発酵の段階から長い間澱と接触していることでフレッシュさを保ちつつも旨みをしっかりと引き出しています。アロマのポテンシャルを最大限引き出すためにNVであっても約5年と非常に長い瓶熟を行います。シャルル氏は「泡は口の中で勢いよく弾けるものではなく、あくまでもハーモニー、その他の要素との統合が大切」と考え、上質でエレガントなテクスチャーを保つためにガス圧も通常6気圧のところ控えめの4.5-5気圧にしています。「自然が与えてくれる以上のものは作ることはできない」と、ほとんどのワインでドサージュは低めに設定されています。こうして生み出されるワインはまさにクラフト・シャンパーニュと呼ぶにふさわしいでしょう。
ドワイヤールはドイツの著名なワイン評論家アイヒェルマン氏より、ジェローム・プレヴォ―やセドリック・ブシャール、ブノワ・ライエらと並ぶ4つ星評価を受け、またWAからは「コート・デ・ブランにおいてこの価格帯でこれほどの品質のプルミエ・クリュはほとんど皆無といってよい」と称賛を受けています。そんな中、コート・デ・ブランの宝石ともいえるシャルル氏は、2017年、31歳という若さで心臓病のため逝去されました。天賦の才を持ち、この地のライジングスターであっただけでなく、ル・アルチザン・デュ・シャンパーニュの創立メンバーとしても尽力したシャルル氏の突然の死は、瞬く間に業界中を駆け巡り、深い悲しみを残しました。しかしながら、現在は父ヤニーク氏が再びワイナリーに戻り、シャルル氏の弟であるギヨーム氏とともに、兄の残した功績をさらに昇華させるべく素晴らしいシャンパーニュを造り続けています。新たな一ページを開いたドワイヤールの今後に世界中が今、注目しています。
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