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フリウリのカリスマ的生産者と評されるロンコ・デル・ニエミツのワインは長熟で厳粛なキャラクター!
イタリアの主要ワインガイド、エスプレッッソ誌が「毅然としたカリスマ的な生産者」と評するロンコ・デル・ニエミツは、スロヴェニアとの国境に近い、フリウリ東部に位置します。1982年に初めてワインをリリース。現在は、娘のセレーナがパートナーのクリスチャン・パタや息子たちとともに栽培・醸造の全てを手掛けています。各区画のテロワールの違いにこだわるセレーナは、どんな小さな区画も別々に醸造し、少量ずつ様々なキュヴェをリリースしています。こちらのロゼータは、サン・ジョヴァンニ・アル・ナティゾーネにある、南西向きの畑です。構想から10年経って造られた、ニエミツ渾身のソーヴィニヨンで、フランスのクローンと交配して造られました。とてもよく熟しており、輝く酸が特徴的な緻密で上品さを感じる逸品です。 ※商品画像と実際の商品の生産年(ヴィンテージ)が異なる場合がございます。正しくは商品名および詳細欄の生産年をご確認ください。
■生産者:ロンコ デル ニエミツ
■生産地:イタリア > フリウリ ヴェネツィア ジュリーア州
■生産年:2022年
■タイプ:白ワイン 辛口
■原材料:ソーヴィニヨン ブラン100%
■アルコール :14.0%
■内容量:750ml
■醸造・熟成:6.5hlの木製樽とバリック(新樽0%)で発酵、スキンコンタクトなし、定期的にバトナージュしそのまま熟成、8月の瓶詰まで澱引きしない/大樽とバリックで澱と共に約10ヶ月間の熟成(新樽0%)
■輸入者名:株式会社 フィラディス
イタリアの主要ワインガイド、エスプレッッソ誌が「毅然としたカリスマ的な生産者」と評するロンコ・デル・ニエミツは、スロヴェニアとの国境に近いフリウリ東部に位置しています。1964年にエンツォ・パラッツォーロが醸造所を購入し、1982年に初めてロンコ・デル・ニエミツとしてワインをリリース。1990年代半ばに醸造所を受け継いだ娘のセレーナが現在、パートナーのクリスチャン・パタや息子たちとともに栽培・醸造の全てを手掛けています。ニエミツの畑があるロザッツォは、セレーナと親交深いミアーニやメロイの本拠地ブットリオと並ぶコッリ・オリエンターリ最高のエリア。このふたつの地区はどちらもD.O.C.の南部にあり5km程度しか離れていません。ともに土壌はポンカと呼ばれる泥灰質であり、長熟なワインを生む力があるが、それぞれのキャラクターは大きく異なります。セレーナによると、ブットリオは早くから訴えかける魅力があり、果実も開いています。白は極めてリッチ、赤もふくよかでベルベットのようなタンニンが豊富です。一方、ロザッツォはより厳粛なキャラクターであり貴族的。白はより酸が高く、香りは繊細、果実が現れるのにも時間がかかります。赤は香りに土っぽさと、どこかボルドーに共通するニュアンスを備えていて、両者は気候に大きな違いがないため、おそらくこれはロザッツォの方が土壌に粘土を多く含むせいだろうと、彼女は分析しています。栽培は長年ビオロジックで行っており、一部ビオディナミも導入しています。フリウリの気まぐれな天候の前では、これは容易なことではありません。冬は非常に寒く乾燥しており、春は暖かで雨が多い。夏は昼夜の寒暖差が大きく、8月は時折大雨に見舞われます。地元でボラやボリーナと呼ばれる風が畑を乾かしてくれますが、そうでなければブドウの樹も土もずぶ濡れのまま。この土地では、健全なブドウを得るために綿密なブドウの世話が欠かせません。セレーナはこの基本にこれ以上ないほど忠実です。「丁寧に、誠実に土地と向き合い最善を尽くせば、その土地は答えてくれる」と彼女は語ります。時には厳しい判断も辞さない勇気がなければ、この土地で偉大なワインは造ることは出来ないといいます。あるがままの自然を受け止め、頑なに尽くす。農民としてのシンプルなその姿勢は、誠実なワインの味わいからも感じることができるでしょう。セレーナのワイン造りで最も特徴的なのは、少量ずつ様々なキュヴェをリリースすること。どんな小さな区画も別々に醸造され、それぞれの独自性が各ボトルの中に表現されています。テロワールの違いにこだわる彼女ならではのラインナップ。各区画は0.5ヘクタールにも満たないものが多いため、各キュヴェの生産本数は少なくなっています。全てを手に入れることは非常に困難ですが、プロ・アマ問わず、ワインに造詣が深いがまだこの生産者を知らない人に黙っておすすめできると称される、イタリアでも数少ない造り手の一人です。
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