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タスマニアの豊かな原生林の中で生まれるクールクライメットの賜物。ほぼ灌漑も必要なく、自根のワイン畑で育つ葡萄はタスマニアの際立った特徴を表現しています。
シャルドネのブロックは3月中旬に収穫され、優しくホールバンチプレスされた後、タンクで熟成され、1トンあたり450Lのフリーランジュースが収穫された。繊細で香り高く、明るくて自然な酸味を持ったジュース。一次発酵はステンレス・スティールで行われ、一部は二次マロラクティック発酵を経て、複雑性を高め、口当たりを柔らかくした。最終的なブレンドは澱とともに8ヶ月間熟成させた後、春に瓶詰めされた。瓶内二次発酵。このスパークリングワインはローストしたナッツ、リンゴ、ライムの穏やかなノートが引き締まるように現れる。非常に繊細なライン、デリケートな果実味、複雑で余韻の長いイースト・オートリーズのブリオッシュ香。魅力的な切れ味とドライブ感を演出します。※商品画像と実際の商品の生産年(ヴィンテージ)が異なる場合がございます。正しくは商品名および詳細欄の生産年をご確認ください。
■生産者:オーバーストーリー
■生産地:オーストラリア > タスマニア島
■生産年:2021年
■タイプ:白スパーリングワイン 辛口
■原材料:シャルドネ100%
■アルコール:12.0%
■内容量:750ml
■醸造:シャルドネより得られたフリーランジュースを一次発酵はステンレススティールで行われ、一部は二次マロラクティック発酵
■熟成:澱とともに8ヶ月間熟成させた後、春に瓶詰、瓶内二次発酵
■輸入者名:GRN 株式会社
オーストラリアの中で唯一島である州、タスマニアは、オーストラリア本土の南東部に位置しているワイン産地です。島の大きさは北海道より少し小さい程度。同緯度上に大都市が無いため空気が汚されておらず、世界で最も空気がきれいな島として有名です。また独自の生態系を持っており、ワラビーをはじめとしや多くの固有野生動物が生息しています。タスマニアワインはオーストラリアワインの生産のほんの1%しか占めておらず、いわずもがな数量よりクオリティーを重視したワイン産地であり、さらに海外向けに生産されるワインはその中のたった0.1%のみで非常に貴重となっています。タスマニアには、島の北から南まで8つのワイン生産地域があります。北部のパイパーズ リヴァーとテイマー ヴァレーでは冷涼な気候を活かしたワイン造りが行われ、比較的温暖なコーラル リヴァー ヴァレーや南部のヒュオン ヴァレーでは長い時間をかけてしっかりと熟したブドウを用いたワイン造りが行われています。中でもテイマー ヴァレーは、タスマニア州最大かつ最も重要なワイン産地であり、オーストラリア屈指のワイン産地でもあります。タスマニア州全体のワイン生産量の3分の1以上を占め、何十ものワイナリーがさまざまなワインを生産しています。テイマー ヴァレーの気候は、バス海峡からの海洋性の影響を大きく受けています。オーストラリア大陸からの偏西風は、海峡を渡る際に冷やされ、海峡に到着すると太陽で温められたブドウ畑を冷やします。この風と日照に加えて、川の南岸にある北向きの斜面が霜よけになり、このような気候条件は、特定の白ブドウ品種や高品質のスパークリングワインの生産に適しています。テイマー ヴァレーの鉄分を多く含む土壌は、ブドウの木にとって水はけのよい土台となっておりり、水は表土よりもむしろ地下に保持されるため、ブドウの木は水分を求めて地中深くまで成長せざるを得なく、これにより健康で強いブドウの木が育ち、多くの場合、灌漑の必要がなくなります。オーバーストーリー社が畑を購入し、2022年8月に出来たばかりのタスマニアワインブランド「スモール ワンダー」は、南緯41度、海抜50メートル、テイマー ヴァレーのウェスタン リッジに位置しています。1998年に植えられた20ヘクタールのブドウの木は、原生林の中にあり、テイマー川と、北のバス海峡から吹き付ける冷たい風の影響を受けており、ワインは、フレッシュさ、ディテール、快活さという、タスマニアの際立った特徴を表現しています。2020年に80ヘクタールのブドウ畑を新規に購入し、次いで近年、5ヘクタールの土地に新しくブドウの木を植えました。土壌の健全性を高め、被覆作物を植えるなど生物多様性を回復するための再生農法を採用し、ワイン畑はすでにACOオーガニック認証を取得しており、2024年ヴィンテージから、ワインもオーガニック認証を取得予定。収穫期には、糖分の熟度よりも風味と酸を優先して収穫するため、アルコール度数が低く、産地をより正確に表現したワインができています。丘の頂上の灰色の砂は、リースリング、ソーヴィニヨン ブラン、ピノ グリといったアロマティックな白ワインに影響を与え、シャルドネとピノ ノワールの畑は、灰色のシルト壌土から赤色のシルト壌土、フェリス泥岩へと緩やかに傾斜を下っています。まだ植樹されていない敷地の裏側には未開拓のポテンシャルがたくさんあり、この区画の粘土壌土はディテールと寛大さの両方をもたらす果実を生産することができ、今後さらなる素晴らしいワインの生産が期待されています。また、灌漑もほとんど必要がなく、自根で植わっているオーストリアでも類まれなワイン畑です。醸造家はアンドリュー トリオ氏。西オーストラリア州で生まれ育ち、若い頃にワイン醸造学の学位を取得。ワイン造りへの情熱を固めるため、南オーストラリア州へと急いだ後、ニュージーランド、ドイツ、アメリカのワイナリーで働き、インターナショナルなワイン造りの視点を学びました。ワシントン州にあるトップクラスのブティック ワイナリー、コーリス エステートでの醸造長を担う功績も残しており、2018年に故郷に戻ると、2021年にオーバーストーリーに加わりました。現在は妻と2人の幼い娘とともに自然と共にあるライフスタイルを楽しんでいます。
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