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クリーンかつエレガントなバルバレスコを生み出す、今、世界の注目を集める生産者カンティーナ・デル・ピーノ
ワイナリー設立は1997年と比較的若いワイナリーですが、その起源は古く、「バルバレスコ」というワイン名が世に広く知られるよりも前の1920年代にそのルーツを持つカンティーナ・デル・ピーノ。生産するバルバレスコは、どのキュヴェも同じ方法で醸造・熟成されており、これは「出来上がるワインの個性は全て畑の個性に任せる」というポリシーに基づき、非常にクリーンで美しく透明感があり、テロワールの繊細な特徴を浮かび上がらせるような、エレガントなワインを生み出しています。こちらのワインは、ガッリーナの畑は南西に面し、土壌はカルシウムを多く含む石灰岩で、中程度の砂が混じっています。この畑はワインに素晴らしい力強さ、しなやかなタンニン、生き生きとした赤い果実味を与え、とても完成度の高い逸品に仕上がっています。※商品画像と実際の商品の生産年(ヴィンテージ)が異なる場合がございます。正しくは商品名および詳細欄の生産年をご確認ください。
■生産者:カンティーナ デル ピーノ
■生産地:イタリア > ピエモンテ州 > バルバレスコ
■生産年:2019年
■タイプ:赤ワイン フルボディ
■原材料:ネッビオーロ100%
■アルコール:14.5%
■内容量:750ml
■醸造・熟成:大樽(20~25hl)で24ヶ月間の熟成
■参考評価:WA(ワイン アドヴォケイト)95点、Vinous(ヴィノス)93点、WE(ワイン エンスージアスト)94点
■輸入者名:株式会社 フィラディス
イタリアにおける銘醸地の代表ピエモンテ州、その南西部にバルバレスコの生産エリアは広がっており、その生産の核を担うバルバレスコ村はアペラシオンの北西部、タナロ川に沿うように位置しています。その中でも屈指のクリュとして名高いオヴェッロはバルバレスコ村の北部にある丘を中心に村全体を見下ろすように広がり、その丘の最上部には樹齢100年を越す松の木がそびえ立っていますが、この松の木をシンボルとワイナリー名の由来にしているのがカンティーナ デル ピーノです。ワイナリー設立は1997年と比較的若いワイナリーと言えますが、その起源は古く「バルバレスコ」というワイン名が世に広く知られるよりも前の1920年代にそのルーツを持ち、4世代にわたってヴァッカ家が畑を所有し続けています。総面積はわずか10haほどと決して規模は大きくないもののその畑の大部分を「バルバレスコの父」とされ、アルバ王立醸造学校の校長を務めたドミツィオ カヴァッツァから購入したためクリュの中でも非常に優れた区画ばかりを持つことができており、1958年からはこのエリアの有力な生産者協同組合プロドゥットーリ デル バルバレスコの創立メンバーとして参画し、オヴェッロのクリュから素晴らしいワインを生み出し続けてきていました。そんな由緒正しき畑を受け継いでいく中で4代目となるレナート氏が一念発起し、プロドゥットーリ デル バルバレスコでの5年の実務経験を経て父親であるアドリアーノと共に独立したのがこのワイナリーの始まりです。彼らのワイン造りにおけるスタンスは非常に明確で、生産するバルバレスコはどのキュヴェも同じ方法にて醸造・熟成されており、これは「出来上がるワインの個性は全て畑の個性に任せる」というポリシーに基づくものです。そのためワイン造りにおけるどのプロセスにおいても過度な人的介入を避けており、結果的に非常にクリーンで美しく透明感があってテロワールの繊細な特徴を浮かび上がらせるようなエレガントなワインを生み出すことができています。評価誌においても「このワイナリーはいつも非常に高い品質のワインを供給しているが残念なことに生産量が少ない」など歴史の浅い小規模ワイナリーとして最大限ともいえる数々の賛辞を受けています。残念なことに創始者のレナート氏は2020年に早逝しましたが、現在は彼の妻であるフランカ氏がその後を、そしてその意思を継いでいます。その傍には独立時にも大きな支えとなってくれたレナート氏の父アドリアーノ氏が、そしてレナート氏が遺してくれたワイン造りに関する様々なメモや記録が常にあり、彼女はそれらを支えにこれからもこの偉大な歴史を紡ぎ、素晴らしいワインを生み出し続けていってくれることでしょう。
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