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フィアーノだけを生産し、『ラピオのテロワールを完璧に表現した素晴らしいワイン』と称される最高の造り手。
1940年代に絶滅の危機から救われたフィアーノは、ローマ時代まで栽培の歴史をさかのぼることができるカンパーニャ独自の古くからの白ワイン用ブドウ品種です。ミツバチがブドウの甘い香りに誘われて集まるため、かつてアピアニス(ラテン語で『ミツバチに愛された』の意)と呼ばれていたこの品種から、今やカンパーニャを代表するD.O.C.G.のひとつ、フィアーノ・ディ・アヴェッリーノが生み出されます。フレッシュな果実や青いハーブとともに、フィアーノらしいアカシアの蜜やほのかなナッツの香りが豊かに広がります。甘く優しい果実を溌剌とした酸が支え、土壌由来のミネラルがくっきりとした輪郭を描く緊張感のある味わい。余韻は長く、ほろ苦さが心地よい。ラピオのテロワール、そしてフィアーノの特性を完璧に表現した1本。※商品画像と実際の商品の生産年(ヴィンテージ)が異なる場合がございます。正しくは商品名および詳細欄の生産年をご確認ください。
■生産者:ロッカ デル プリンチペ
■生産地:イタリア > カンパーニャ州 > ラピオ
■生産年:2021年
■タイプ:白ワイン 辛口
■原材料:フィアーノ100%
■アルコール:14.0%
■内容量:750ml
■醸造・熟成:ステンレスタンクで澱と共に10ヶ月
■輸入者名:株式会社フィラディス
1940年代に絶滅の危機から救われたフィアーノは、ローマ時代まで栽培の歴史をさかのぼることができるカンパーニャ独自の古いブドウ。ミツバチがブドウの甘い香りに誘われて集まるため、かつてアピアニス(ラテン語で『ミツバチに愛された』の意)と呼ばれていたこの品種から、今やカンパーニャを代表するD.O.C.G.のひとつ、フィアーノ ディ アヴェッリーノが生み出されます。ナポリから70kmほど内陸部に入ったアヴェッリーノ県の丘陵地帯を生産地域としていますが、中でもロッカ デル プリンチペが醸造所と畑を構えるラピオはフィアーノの原産地。D.O.C.G.タウラジと生産地区を重複するラピオは丘が多く、フィアーノ ディ アヴェッリーノの他の地区と比べて土壌に石灰や粘土を多く含み、フィアーノ栽培に最も適した土地とされ、『特別な地』として一目置かれています。『ガンベロ ロッソ』でも「テロワールという翻訳しがたい言葉が全ての鍵となる土地」と評されており、30年前に行われた調査で既にそのポテンシャルは確認されています。醸造所を所有するファブリッツィオ家は、ブドウ栽培農家として先祖代々受け継がれてきた畑でアリアニコを育てていましたが、長年温めていた「独特のテロワールを活かした南イタリア最高の白ワインを自ら手掛けたい」という想いを実現すべく、1990年に全てフィアーノに改植。後継者のアウレリア ファブリッツィオと夫のエルコーレ ザレッラの挑戦が始まりました。「ブドウのクオリティがようやく納得いくレベルに達した」という2004年から実際にワイン造りを開始していますが、既に『ガンベロ ロッソ2009』に初掲載で2007年ヴィンテージがトレ ビッキエリを獲得しただけでなく、『La Cantina Emergente(新進気鋭の醸造所)』にも選出。「ラピオのテロワールを完璧に表現した素晴らしいもの」と絶賛を受け、見事夢を実現させました。これはカンパーニャ全体の品質向上により、他地域に比べ競争の激しい中で成し得た素晴らしい快挙でもあります。また、同誌の2010年度版でも続くヴィンテージがトレ ビッキエリに選ばれており、今やフィアーノ ディ アヴェッリーノ最高の造り手という名声を確実なものとしています。
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