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カリフォルニアワイン初のパーカーポイント100点満点生産者グロスが造る驚愕の赤ワイン!
ロバート・パーカーは、グロスの1985年カベルネ・ソーヴィニヨン・リザーヴに、カリフォルニアワイン初の100点を与えました。それは、ワイナリー設立から僅か3年での大快挙でした。その後も、ワイン・スペクテイター誌で毎年発表されるThe・Top・100・Winesでは、1990年以降、フラッグシップであるリザーヴが、6度に渡り選出され(1990、1994、1995、1996、1998、2000)、1996年では、Robert・MondaviやSilver・Oak、Shaferといった、錚々たる顔ぶれを抑え、見事2位に輝きました。こちらのワインは、リザーヴ用の特別な区画から造られる、グロスの名を一躍有名にしたトップキュヴェです。熟したブラックチェリー、カシス、ダークプラムにアニスやレザーのヒントがあり、柔らかく熟した果実味を伸びやかな酸が引き上げています。余韻はとても長く洗練されており、艶のある果実味が、しなやかにやわらかく広がっていきます。 ※商品画像と実際の商品の生産年(ヴィンテージ)が異なる場合がございます。正しくは商品名および詳細欄の生産年をご確認ください。
■生産者:グロス
■生産地:アメリカ > カリフォルニア > ナパ ヴァレー > オークヴィル
■生産年:2019年
■タイプ:赤ワイン フルボディ
■原材料:カベルネ ソーヴィニヨン95%、メルロー5%
■アルコール:14.6%
■内容量:750ml
■醸造・熟成:ステンレスタンクで発酵/新樽比率100%のバリックで22ヶ月間の熟成
■参考評価:WS94点、WA93点、JD94点+、JS93点
■輸入者名:株式会社 フィラディス
南北50kmに広がるナパ ヴァレーのちょうど中央に位置するオークヴィルはナパ ヴァレーで最も名高いA.V.Aの1つ。北部の暑さと南部からの冷たい海風が調和するこの地は高級カベルネの銘醸地であり、ロバート モンダヴィやオーパスワン、ハーラン エステートやスクリーミング イーグルなどまさにナパ カベルネのスーパースターたちが綺羅星のようにひしめきあっています。ナパ カベルネの愛好家であったデニス&ジュディ グロス夫妻が「人生を変える投資」としてここオークヴィルの中心部に畑を購入したのは1981年。その翌年、1982年にワイナリー「グロス」を設立します。この地で素晴らしいワインが出来ると信じた彼らの予感が正しいことは瞬く間に証明されます。ロバート パーカー氏は、グロスの1985年カベルネ ソーヴィニヨン リザーヴにカリフォルニアワイン初の100点を与えたのです。それはワイナリー設立から僅か3年での大快挙であり、その後も快進撃は止まりmせんでした。ワイン スペクテイター誌で毎年発表されるThe Top 100 Winesでは、1990年以降、フラッグシップであるリザーヴが6度に渡り選出(1990年、1994年、1995年、1996年、1998年、2000年)中でも1996年ではRobert MondaviやSilver Oak, Shaferといった錚々たる顔ぶれを抑え、見事2位に輝きました。デニス氏はこの成功の秘訣を「畑の持つ素晴らしいテロワールと我々の惜しみない努力の賜物だ」と語っています。
彼の言う「畑のテロワールの優位性」とはその排水性の良さにあります。オークヴィルの土壌は大きく、マヤカマス山脈のある西部(水はけのよい沖積土)、ヴァカ山脈のある東部(ミネラル豊富な火山性土壌)、2つの山脈に挟まれた重い土壌が大半を占める床谷部(より肥沃なローム土壌)の3つに分けられており、グロスの畑は床谷部に位置していますが、その中でも僅かなエリアにのみ排水性の良い石がちな土壌が存在します。近隣ワイナリーのBevan CellarsやTor Winesのオーナーをもってして「奇跡の区画」と言わしめるこの区画こそがグロス・リザーヴの畑なのです。こうして、重いワインが出来がちな床谷部のエリアであっても、グロスのワインには熟度ある豊かな果実味と共に、良い意味での軽やかさやエレガンスが備わります。また、この恵まれたテロワールを最大限活かすため所有する67haの畑全てをサステイナブルな農法で管理し、2014年にはナパ・グリーン認証を取得。除草剤不使用、カバークロップを用い土壌の保水性を高めることで灌漑を抑えるなど、自然の力を引き出しています。さらに畑にフクロウの巣箱、ワシやタカの止まり木を設置することで、畑に害を及ぼす可能性のあるホリネズミや害虫の防御を行っています。収穫・醸造においても最高品質のワインを造るための努力は惜しみません。ブドウ収穫は夜間に行い、カベルネでは畑、ワイナリー到着時、更に除梗後の3回にも及ぶ厳しい選果を行います。こうして最上のブドウのみが醸造へと進められることで、豊かでフルボディながら繊細さやフィネスのある長期熟成のポテンシャルを秘めた赤ワインが造られるのです。白ワインではソーヴィニヨン、シャルドネともにマロラクティック発酵を行わないことで果実のフレッシュさが感じられる仕上がりとなっています。
名声を築いたグロスですが、その後暫く評価市場で姿を消してしまいます。理由は、フラッグシップのリザーヴの畑が1990年代後半より病害に侵され始め、とうとう2000年には全面改植を余儀なくされたためです。これを機に、ワイナリーでは区画ごとの土壌タイプを分析、それに合わせた台木とクローンを選択し、日当たりのよい仕立て方法に全面的に切り替えました。こうして2000年から2004年の間リザーヴは生産中止となり、それによるワイナリーの損失は500万ドル(約5億4千万円)にも及ぶといいます。それでもデニス氏は当時について、「その期間でも高品質のワインに”リザーヴ”というラベルを付けて販売することも出来たが、それはワイナリーが望んでいたものではなかった。この特別な区画に多大なる誇りを持っている我々にとって、区画に忠実であるために多少の犠牲を払っても構わないと覚悟していたんだ。」と語っています。植替え後、樹齢を重ねたブドウ樹たちがテロワールの表現を出来るようになってきた近年、再度評価各誌にグロスの名前が戻ってきました。2015年に行われたグロスの垂直試飲会では、カリフォルニアワインの著名な評論家ジェームス ローブ氏が、植替え後の2005年以降のヴィンテージに軒並み高スコアをつけ、「グロスのリザーヴはナパのエリートワインの驚異的な表現だ」と記しています。2019年にはワイン・スペクテイター誌の「The Top 100 Wines」にて、シャトー・ド・ボーカステルやギガル、ペンフォールズといった錚々たるメンツを抑え第4位に輝き、まさに完全復活を世界に印象付けました。今改めて注目すべきナパ・カベルネの名作の1つでしょう。
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