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ベッカーさんが日本の為に特別に仕込んでくれた特別なピノ・ノワール!
ベッカーさんの醸造所があるのは、ファルツ地域です。北はヴォルムスから、南はフランスのアルザス地区との国境にまで至る、広大な産地です。ドイツ13生産地域の中で、栽培面積、ワイン総生産量ともにドイツ国内2位を誇る一大産地です。その中でもベッカーさんは、フランス国境に接する、地域で最南端の町、シュヴァインゲンに醸造所を構え、所有する畑の70%は、国境を越えたフランスのアルザス地域にあります。こちらのワインは、ベッカーさんが日本の為に特別に仕込んでくれた,ピノ・ノワールです。オークの開放樽にて発酵、バリックの古樽を使用して熟成。その名の通り、古典的な手法での造り方をしたワインです。複雑で豊かなアロマと、しっかりとしたストラクチャー、長い余韻が調和した素晴らしい一本です。 ※商品画像と実際の商品の生産年(ヴィンテージ)が異なる場合がございます。正しくは商品名および詳細欄の生産年をご確認ください。
■生産者:フリードリッヒ ベッカー
■生産地:ドイツ > ファルツ
■生産年:2019年
■タイプ:赤ワイン ミディアムボディ
■原材料:シュペートブルグンダー (ピノ ノワール) 100%
■アルコール:13.5%
■内容量:750ml
■醸造・熟成:オークの開放樽にて発酵/バリックの古樽を使用して熟成
■輸入者名:ヘレンベルガー ホーフ株式会社
フリードリッヒ ベッカーは、300年にわたり代々ワイン生産を行なってきたワイナリーですが、醸造所のあるシュヴィゲン村はファルツの最南端。フランスとの国境線に位置するがゆえに、歴史上何度も戦火に見舞われた地域でもあります。歴史上何度も国境線が変わっており、所有する畑のうち7割は国境を超えてフランス領に位置しており、EUになる前はパスポートを所持しながらの畑作業になったこともあるそうです。第二次世界大戦後、荒廃して焼け野原になったシュヴァイゲン村の復興を支え、ぶどう栽培農家をまとめ上げて一大協同組合を立ち上げたのが、フリードリッヒ ベッカー氏の父上でした。戦後、甘口ワインを造る技術に長けており、造れば造るほど売れていた時代、協同組合の主力ワインも貴腐ワインでした。フリードリッヒ ベッカー氏はそんな南ファルツの一大協同組合の跡取りとして期待されていましたが、石灰岩が隆起したシュヴァイゲン村の土壌と寒暖差のある気候に可能性を感じ、自らの大好きなピノ ノワールに打ち込むために、周囲の猛反対を押し切って1973年に独立。0からのスタートとなりました。当初、貴腐ワイン用の甘いぶどうばかり生産していた他の生産者からは「酸っぱくてまずいぶどう」のレッテルを張られ(この時の逸話を童話「ぶどうとキツネ」に重ねて個性的なエチケットが誕生しました)激しい非難を浴びながらも、不断の努力とセンスにより、ドイツのピノ ノワールのトップに上り詰めました。現在、権威あるドイツワインガイド「ゴー ミォ」誌において、8連続「ドイツ最優秀赤ワイン賞」を受賞中。「世界一エレガントなワインを造る!」をテーマにエレガントで洗練された唯一無二のワインを造る、ドイツを代表する生産者の1人です。
2021年、ドイツの代表的なワイン誌『Falstaff』の誌面「シャルドネ トロフィー」において、フリードリッヒ ベッカー氏のワインが1位2位の表彰を受けました。戦前、シュヴァイゲン村周辺はピノ系品種やゲヴュルツトラミナーなどの銘醸であり、その名声を取り戻そうと、石灰岩土壌由来のミネラル分をしっかりと感じる高品質な白ワインも生み出しています。また、フリッツさんはリースリングにも注力しており、2012年からスタートした新しいリースリングのキュヴェ、ムッシェルカルクはワイン雑誌ヴィノムにて最優秀辛口リースリングにも選ばれています。
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