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バローロの革命児とも評されるエリオ アルターレ。モダンというイメージだが、1979年より除草 剤や殺虫剤、化学肥料は使っていない。
アルボリーナの脇に隣接する畑で北東向き、土壌はアルボリーナと全く同じで粘土石灰質で砂質を多く含んでいる。樹齢は10~20年程度。収穫後、水平式ステンレスタンクで3~4日マセラシオン。発酵終了後、しばらくステンレスタンクで熟成。その後、古いバリックに5ヵ月間だけ入れて熟成。ボトリング後、瓶内熟成1年間。「バルベーラ2020はヴィンテージの凝縮感のおかげでリッチなワインに仕上がりましたが、複数回に分けての収穫で酸味のバランスも得ることができました。雨の心配が殆どなかったため、時間が味方となり、素晴らしいタイミングで収穫を待つことができました。私たちが毎日飲みたいものを反映したワイン、ジューシーで直ぐに楽しめるワインを今年もお届けします。」(シルヴィア アルターレ)※商品画像と実際の商品の生産年(ヴィンテージ)が異なる場合がございます。正しくは商品名および詳細欄の生産年をご確認ください。 ※商品画像と実際の商品の生産年(ヴィンテージ)が異なる場合がございます。正しくは商品名および詳細欄の生産年をご確認ください。
■生産者:エリオ アルターレ
■生産地:イタリア > ピエモンテ州
■生産年:2022年
■タイプ:赤ワイン フルボディ
■原材料:バルベーラ100%
■アルコール:14.5%
■内容量:750ml
■醸造:温度制御されたロータリー発酵槽で3-4日間のマセラシオン。
■熟成:発酵終了後、しばらくステンレスタンクで熟成。その後、古いバリックに5ヵ月間だけ入れて熟成。ボトリング後、瓶内熟成1年間。
■輸入者名:テラヴェール株式会社
バローロの革命児とも評されるエリオ アルターレ。現在は娘のシルヴィアと日本人であるCHO TESU氏が加わり、エリオを中心に更に純度を高め、2010年にはカンヌビ・カンヌビと言われる中央部で最も良い区画を取得しました。「エリオ」が成し遂げたのは「バローロ」のモダン化ではなく、廃れていたランゲの復興でした。転換点は1976年のブルゴーニュ視察。葡萄の質を高め、ボトリングまで行うことで仲買人による葡萄買取りシステムから脱却できることを学びます。当時は誰も導入していなかったグリーンハーヴェストや摘芯を導入したのもエリオでした。収量を一般的な造り手の半分以下まで落とすことで葡萄の質を高めていき、当時の他の造り手には葡萄を切り落とす行為は受入れ難いものでしたが、更に反対する父親の前で大樽をチェンソーで切り刻み、バリックを導入したというエピソードがあります。これが原因で父親とは死ぬまで仲直りできなかったといいます。エリオの名刺には VITICOLTORE(農民)と記されています。モダンというイメージがありますが、1979年より除草剤や殺虫剤、化学肥料は使っていません。摘芯もカッターではなくハサミで切っており、手で切るこ とで切り口が広がらず、切り口からの病気を最小限に抑えています。当時としては短期間マセラシオンやバリックの導入は衝撃的でしたが、同時にエリオは農民のワインである事(自然な醸造)を重要視しています。例えば酵母は、自然派生産者も培養酵母を使用していることが多い中、エリオは自然酵母のみを行っています。発酵をスムーズに始める為に早めに収穫した葡萄の果皮に付着した自然酵母を培養し、各キュヴェの発酵のスターターに使用しています。酸化防止剤もビオロジックの規定より圧倒的に少ない量です。そして大きな特徴が超短期間のマセラシオンで、「カヴァロット」の30日に対して彼等は4日間を費やします。ロータリーファーメンターは強い抽出ではなく、15分に1回程度ゆっくり回転させることで果帽が常時ワインに浸かっている状態を生み出すように使用。早く回転させれば強い抽出が可能ですが、ゆっくり回転させてることで質の高いタンニンだけを取り出しています。4日のマセラシオンでもアルコール発酵がスムーズに進めばアルコールが媒介となってアントシアニン等も早く安定すると信じているためです。
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