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伝統を尊守しながらも独創的なシャンパーニュ造り。シャンパーニュ専門家、リチャード・ジューラン氏は著書「4000シャンパーニュ」でも5つ星中の4つ星で評価
シャンパンにおいて通常行われる”ドサージュ”(補糖)を行わない、良質な葡萄の個性がそのまま活かされたシルバー・ブリュット・ナチュール。上質なピノ・ノワールのピュアな味わいがそのまま表現された、他とは一線を画すキャラクターのシャンパーニュです。ワイン・アドヴォケイト…91pt[掲載文章抜粋]シルヴァー・ブリュット・ナチュールNVはノン・ドサージュに特化した非常に躍動的なシャンパーニュだ。素晴らしいニュアンスと奥深さを長いフィニッシュに至るまで見事に表現している。泡立ちから余韻に至るまでがとても優雅で非の打ち所がない。※商品画像と実際の商品の生産年(ヴィンテージ)が異なる場合がございます。正しくは商品名および詳細欄の生産年をご確認ください。
■生産者:アンドレ クルエ
■生産地:フランス > シャンパーニュ
■生産年:NV
■タイプ:白スパークリングワイン 辛口
■原材料:ピノノワール100%
■アルコール:12.5%
■内容量:750ml
■醸造:瓶内2次発酵。出荷時にデゴルジュマン。
■ドサージュ:一切行わないノン・ドサージュ。
■原産地呼称:A.O.C. CHAMPAGNE Grand Cru
モンターニュ・ド・ランスの100%格付けのグラン・クリュ「ブージー村」「アンボネイ村」は言わずと知れたピノ・ノワールの優良産地であり、その地において極上のシャンパーニュを造る生産者がアンドレ・クルエです。両親が所有するブージーと隣村のアンボネイに約8%の斜度がある最上の畑から収穫された葡萄のみを使用します。クルエ家の先祖はかつて、ルイ16世やナポレオンの側近として遣えており、ナポレオンから譲り受けた領地で葡萄栽培やワイン造りをスタートさせたと当主ジャン・フランソワ・クルエ氏は語ります。代々、ピノ・ノワールから造るスティル・ワイン、ブージー・ルージュを造るメゾンでしたが彼の祖父アンドレ・クルエがシャンパーニュを造りはじめました。 古くから所有する好立地の畑から産み出された葡萄はジャン・フランソワ・クルエ氏の独創的な造りによって高品質なシャンパーニュへと生まれ変わります。ゆっくりと葡萄に圧力が掛かりエグ味の少ない優しい搾汁が得られるという理由から、圧搾機は一般的に使われている丸い圧搾機ではなく長方形の木製水平プレスを好んで使います。また、搾汁は一番搾りのテート・ド・キュヴェのみを使い2回目の搾汁、プルミエ・タイユは使用しません。そして醗酵用のタンクは「一番搾り=テート・ド・キュヴェ」の2050リットルに合わせて造った特注品を使用。縦長で大容量のステンレスタンクだと、温度調節装置も外側に巻いており、上部と底部の温度差が発生する為、全てをカバーできずに温度にムラが出る。発酵槽の中に調節装置を据えれば一定の温度を保ちやすい、というこだわりの理由から醗酵層を特注しております。この特注品でクリュ毎に醸造を行い、特注タンクでアルコール醗酵をスタートさせたマストは、『醗酵の初期』『醗酵中期の2段階』『醗酵の最終段階』の4段階に分けてバリック(使用樽)に移していき、最終的にバリック内で醗酵を終了させます。醗酵が終了したマストはタンクに戻し更にバリックに移して澱引きを行います。この醗酵の工程はジャン・フランソワ・クルエ氏自身が考案した方法です。「醗酵のどの段階でバリックとマストを触れさせるのが良いのか?」という事がしばしば議論されますが、彼は全ての段階に良さがあると考え、4段階のメリット全てを引き出す為にこの方法を行っております。ブージー・ルージュ以外の全てのキュヴェがこの醸造方法によって造られます。その他にも彼のこだわりは随所に見受けられます。5分間でセラー内の空気が完全に入れ替わる装置を採用し、醸造所の床をピカピカに磨きあげる事でブショネの原因となるバクテリア汚染を予防する等品質追求の為には妥協を一切許しません。22歳からこだわり続けた彼の努力は徐々に結実して、2004年にはスウェーデンの王様がアンドレ・クルエを大変お気に召し、王様の60歳の誕生日パーティーにもアンドレ・クルエのシャンパーニュが振舞われ、同パーティーにフランソワも招かれました。また、アンドレ・クルエの品質を早くから認めていたスウェーデンのシャンパーニュ専門家、リチャード・ジューラン氏は著書「4000シャンパーニュ」でも5つ星中の4つ星で評価し「ボランジェのようなスタイルと品質に向かっている」と高く評価しております。
アンドレ・クルエはピノ・ノワール100%格付けの「ブージー村」「アンボネイ村」に畑を所有します。勿論エチケットにグラン・クリュ表記が可能です。しかしアンドレ・クルエのエチケットにグラン・クリュの表記はありません。かつてアンドレ・クルエはボランジェから『エチケットのデザインが似ているから変えろ』という言いがかりを付けられました。その言いがかりに対し『少なくとも1911年からこのデザインだった』というアンドレ・クルエ側からの回答に対しボランジェ側が『だったらデザインは一切変えずにそのままにしろ』という不条理な要求を突きつけられました。若き日の当主ジャン・フランソワがこの要求にOKを出してしまった為、今でもエチケットのデザインを一切変えられずGurand Cruの表記を入れていないという経緯があります。
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