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カリフォルニアのグラン・クリュに酔う。研ぎ澄まされたミネラルは容赦無し
サンタ バーバラの銘醸畑として知られるビエン ナシード。実はオー ボン クリマ、オーハイヴィンヤードのワインを支える畑でもあります。そのビエン ナシードの自身のワイナリーによるワインですからおいしくないはずがありません。 ハニーサックル、爽やかなリンゴの花、カモミールが、レモンオイルと柑橘果物のピールようなフレーバーに溶け込む。樹齢70年近い自根の古木シャルドネが生み出す華やかなアロマ。※商品画像と実際の商品の生産年(ヴィンテージ)が異なる場合がございます。正しくは商品名および詳細欄の生産年をご確認ください。
■生産者:ビエン ナシード&ソロモンヒルズ エステート ワインズ
■生産地:アメリカ > カリフォルニア州 > サンタ マリア ヴァレー
■生産年:2018年
■タイプ:白ワイン 辛口
■原材料:シャルドネ100%
■アルコール:12.6%
■内容量:750ml
■ぶどう栽培:有機栽培のビエン・ナシードのブドウを100%使用。1973年に植えられたブロックWの自根のシャルドネ。
■醸造:ブドウはナイトハーベスト、すべて手摘みにより収穫。ホールクラスターのままプレスへ。自然酵母による発酵、マロラクティック発酵あり。
■熟成:マロラクティック発酵を経てシュール・リーで16か月の熟成。アンファイン、アンフィルター。
現ワインメーカーであるトレイ・フレッチャー氏。彼はミラー・ファミリー・ブランドに入社する前は、ナパ・ヴァレーのスタッグス・リープAVAやアルゼンチンのメンドーサ、カファヤテ地域などで働いた後、ドメーヌ・アルフレッドのアシスタント・ワインメーカーとして着任しました。その後、ソノマのリトライでアシスタント・ワインメーカーのポストに就き、カリフォルニアのセントラル・コーストにあるミラー・ファミリーの一員となりました。 ビエン・ナシードの歴史は1837年、当時スペイン領であったアルタ・カリフォルニア州で、トーマス・オリベラ氏が2平方リーグ(約6100ha)の土地を二人の州知事から与えられたことから始まります。この土地の所有権はサンタ・マリア・メサからサン・ラファエル山脈まで伸びており、シスコック川に合流するカヤーマ川に接しています。1855年、トーマス・オリベラ氏は、ランチョ・テプスケを義理の息子であるドン・ファン・パシフィコ・オンティヴェロス氏に売却し、翌年オンティヴェロスはレンガ造りの小屋を建て開拓を始めます。その後ワイン用のブドウ栽培を始めました。この古い小屋は現在もビエン・ナシード畑のブドウの畝に囲まれて残っており、地元のワインメーカーや栽培農家らのコミュニティにとって大切な憩いの場となっています。1969年、カリフォルニアで5代続く農家であるミラーファミリーは、当時まだ発展途上だったサンタ・マリア・ヴァレーのワインカントリーの一画に土地を購入しました。1970年代初頭までに、ミラー家はブドウ畑を整備し、ビエン・ナシード・ヴィンヤード(Bien Nacido Vineyards)と命名しました。 ビエン・ナシードのブドウは、Ojai Vineyard や Au Bon Climatなど、名だたるワイナリーのワインメーカーが使用しており、それぞれ素晴らしいワインを生産しています。サンタ・マリア・ヴァレーの東側に位置し、太平洋からの影響を強く受けるこの畑では、最高品質のピノ・ノワール、シャルドネ、そしてシラーが栽培されています。この土地のテロワールは、ゴロゴロとした岩の多い土壌、冷涼な気候、長い日照時間とブドウを優しく包む霧、そして日々畑で働く人々の思い、そのすべてが組み合わさったものです。 ビエン・ナシードのブドウが持つ個性や特徴は、日々誠心誠意畑と向き合い、使命感を持って作業をする栽培チームによって見いだされ、まさに彼らの献身的な労働を代弁しています。カリフォルニア中のワインメーカーがここのブドウを切望するのは、彼らがこのテロワールを実感できるからでしょう。
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